ワクワクを繋ぐレポートメディア「ワクレポ北海道」

【学生&社会人向け】就職・転職お役立ち情報 求人票に騙されるな! コラム一覧へ

求人票を見る際の注意点


【求人票に騙されてはいけない】

ブラック企業に応募しない為に

就職・転職活動をしていると当然多くの求人票を目にすることになります。
企業が求人票を作成するのは「自社に求職者が応募をしてほしい」「自社を魅力的に見てほしい」という目的の元で作成されます。
そのために誇大広告とまではいかないまでも、やはり良く見えるように作られています。

採用されてから「聞いていた待遇と違った」「業務内容が違う」なんてことにはならないように、求人票の見方について解説します。

【求人票をみるポイント①職種・仕事内容】

「事前に聞いていた仕事内容と実際に行う業務が違った」
上記は求職者の方からお話を聞いている中で、決して珍しい話ではありません。
事務職や裏方の仕事だと聞いていたのに、蓋を開けてみるとお客さま対応が割合多くなっていたり、ルート営業と聞いていたのに新規の飛び込みがメインだったなど、あなたも経験があるのではないでしょうか?

なぜこういったことが起きるのでしょうか?
職種は、その捉え方が企業ごとに異なる場合も少なくありません。
「事務職」と一口に言ってもその業務の幅は、企業ごとに異なってきます。
その為職種だけではなく、業務内容にもしっかりと目を通し理解することが大切です。

【求人票をみるポイント②雇用形態・給与】

◎給与
求人票を見ていて一番気になるのは給与面ではないでしょうか?
現職と比較しても「こんなに貰えるんだ、羨ましい」なんて思った経験もあるかと思います。
給与面については、まずその支給形態を知ることが重要です。
固定給・月給・年俸など、その形態によって同じ年収でも月々の給与が変わってきたりと、色々な変化があります。
当然昇給や賞与も収入に大きく関わってくるので年何回なのか、幅はどのくらいなのかなど、知っておく必要があります。
手当も同様で、例として交通費はもらえるのか否か、もらえるのであればいくらまでなのかなど、しっかり自身の収入としてイメージすることが大切です。
また、基本的に収入は300万円〜500万円など、幅を持たせて記載されています。
もちろん経験や能力、年齢に応じて変わるものですが、イメージとしては下限の収入をイメージし、上限の方を貰えるんだと言う認識は持たないように注意しましょう。

◎雇用形態
雇用形態も同様です。
同じ社員であっても、正社員と契約社員では大きく異なります。
企業によっては契約社員は賞与の支給がなかったり、有期雇用の為に契約の更新がないというリスクもあります。

【求人票をみるポイント③勤務時間・休日】

◎勤務時間
勤務時間は例として通常の日勤帯であれば、ほぼ同じような時間を目にすることが多いと思います。
最近は働き方改革などで、残業は減少傾向にありますが、
どうしても残業が多く発生する企業が、まだまだあります。

見極め方としては、給与に見なし残業分が入っているケースや、基本給に対して記載の収入例が著しく高収入で記載されている場合などは要注意が必要です。

◎休日
現在は週休二日制が一般的ですが、ここにも落とし穴があります。
よく聞く「週休二日制」と「完全週休二日制」では大きく異なります。
週休二日制は月の内、一週は二日休めると言うことであり、完全週休二日制は一週間の内に休みが二日ありますよと言うことになります。
聞こえ方にあまり違いはありませんが、中身は大きく異なるのでしっかりと把握する必要があります。
また年間休日で把握することも重要で、週二日+長期休暇を希望するのであれば、年間120日くらいを目安に探してみるといいでしょう。

【求人票をみるポイント④その他注意ポイント】

◎勤務地
求人票を見ていると募集企業の所在地で求人が掲載されており、実際の勤務地は全く異なる場合もあります。
さらに、転勤についても目立たないところに全国転勤ありなどと記載されている場合もあるので、しっかり確認をするよう心がけましょう。

◎福利厚生
企業ごとに福利厚生は大きく異なりますが、必須事項と言える保険関係などは要確認です。
企業や職種によっては一部対象外となる場合もあるので、必ず確認することをおすすめします。
対象か否かだけではなく、いつから加入なども可能であれば確認しましょう。

◎休暇制度
産休や育休など、昨今は比較的取得できる企業が増えてきていますが、制度としてはあっても取得が難しい場合も中にはあります。
求人票によっては取得実績も記載されているので、もし休暇制度を優先して求人を探したいのであれば、取得実績の有無も気にしてみるといいでしょう。

【求人票に騙されてはいけない】

転職活動をしている中で求人票を見ていると、どれも魅力的に見えてくると思います。
それは求人票が魅力的に見えるように作られているからだけではなく、
現状に対する不満や、求人票を見て自分で作り上げるイメージなどが先行しているためです。
満足度の高い転職を行う為には、求人票に騙されず、正確に自分の希望する求人を見つけ出すことが何より重要なのです。