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【学生&社会人向け】就職・転職お役立ち情報 今さら聞けないシリーズ!パート別面接の基本マナー コラム一覧へ

面接で損をしない為に


【面接におけるマナーの重要性】

話す内容や経歴が全てではない

「面接のマナー」と聞くとなんだか面倒臭いイメージもありますよね、ドアを何回ノックするとか服装はこうだとか…
確かに面倒臭いかもしれませんが、基本的に初対面の人同士で行われる面接において話す内容以外に与える印象はとても大切です。

話す内容がどれだけ素晴らしくても、清潔感がなかったり言葉遣いが不適切であったりした場合、それだけで相手に与える印象はとても悪くなります。
せっかく面接の練習をしたり内容を志望動機なりを練ったりしても、それだけで評価を下げてしまっては勿体無いです。
面接で損をしてしまわないように、最低限のマナーをここで学んでおきましょう。

【PART1】入室までのマナー編

入室前に面接は始まっている!

◎訪問は10分前くらいを目安に
面接は遅刻はもってのほかですが、早すぎる訪問もNG。
担当者は他の方の面接や他業務も当然あり、その中で時間を作っています。
急かしてしまわないよう、丁度良い時間での訪問を意識しましょう。

◎時間を潰す際は要注意
早めに面接会場に着いた場合は、付近のお店で待つなど、あまり悪目立ちしないように注意しましょう。
訪問先の目の前で待っていてタバコを吸ってポイ捨て、なんて素行の良くないところが担当者に見られていないとも限りません。
常に見られている意識を持ちましょう。

◎受付の方にも丁寧に
多くの企業の場合、受付の方がいたり担当部署への内線があったり、事務員さんが出てきたりします。
いずれの場合でも、丁寧な対応を心掛けましょう。
受付の方が、受けた印象をそのまま担当者へ伝えることはよくあります。
下記をテンプレートとして、ゆっくり丁寧に挨拶しましょう。
「本日〇〇時に面接をお願いしておりました、〇〇と申します。御担当者様はお手隙でいらっしゃいますでしょうか?」

◎待合室に通された場合
面接を行う部屋ではなく、待合室で待つよう言われる場合もあります。
この場合も、どのタイミングで見られているか分かりません。
見られているかもという意識を持って、静かに呼ばれるのを待ちましょう。

◎入室の際
呼ばれたらいよいよ入室です。
面接室のドアを3回ノックし「失礼致します」と言いましょう。
大抵中の方がどうぞと言ってくれるので、慌てず入室してください。

【PART2】面接中のマナー編

◎入室後
ドアを閉める際はきちんとドアのほうを向き、静かに閉めてください。
面接官を見ながら後ろ手で閉めるのは、失礼に当たります。

◎挨拶
入室後にまずは挨拶を行います。
下記をテンプレートとして、明るく聞き取りやすいように心掛けましょう。
「本日はお忙しい中お時間を頂きまして、ありがとうございます。〇〇と申します、よろしくお願い致します。

◎着席
挨拶を終えると、面接官からどうぞ、などと着席を促されます。
失礼致しますと一声掛けてから、着席しましょう。
自分から着席しにいくのは失礼に当たります。

◎話し方
面接中の表情は、柔和な表情を意識してください。
固すぎず笑いすぎず、少し口角が上がる程度が望ましいです。
面接官からの質問に対しては、結果を先に、その後に簡潔に内容を話しましょう。
長々と話して結局伝わらないのが最悪です、話す際は伝わりやすくという点に意識しながら話すことが重要です。
また言葉遣いも重要です、変に固すぎてもよくないですが「〜っす」などの言葉遣いも論外です。
答える内容と同じくらいに、自分の仕草などで相手に与える印象も大切です。

【PART3】退室時のマナー編

◎面接終了後の挨拶
終了の際は、立ち上がり座席の横で「本日はお忙しい中、ありがとうございました」と挨拶をしてください。

◎退室前にも一礼
ドアの前に行き、面接官のほうを向いて「失礼致します」と一礼をしましょう。
その後ドアのほうを向き、静かにドアを開け、退室してください。
入室時と同じように、ゆっくり静かにドアは開け閉めしましょう。

【些細なことで人の印象は変わる】

面接の際に、話す内容ばかりに意識してはいけません。
話し方や、その雰囲気でも人の印象というのは大きく変わります。
私も採用担当者にお話を伺った際「経歴やスキルはそこまでだけど、話している雰囲気や人間性が良くて一緒に働きたいと思ったから採用した」などのケースも聞いたことが何度もあります。
当然逆も然りです。

転職活動を成功させる為にも、伝えたい内容と同じくらい、伝え方についてもしっかり学んでいきましょう。