【業界・企業研究って?】
疎かにしてはいけない準備期間
どの企業にエントリーするのかを決めるに当たって、業界や企業研究は必須です。
どんな業界かわからないままエントリーしてしまっては、入社後のミスマッチによって早期退職に繋がってしまう場合もあります。
就職活動の準備期間をしっかり過ごす為に
疎かにしてはいけない準備期間
どの企業にエントリーするのかを決めるに当たって、業界や企業研究は必須です。
どんな業界かわからないままエントリーしてしまっては、入社後のミスマッチによって早期退職に繋がってしまう場合もあります。
■業界研究とは
就職活動において、選べる仕事は数多くあります。
そしてその分類されている業界も同様です。
業界研究とは、業界にはどんな業界があるのか、業界ごとの特徴はどんなものか、
市場の状況や、将来性などはどうかなどを知る為に行う作業になります。
■業界研究の方法
◎企業説明会
直接企業側から話を聞けるので、生の情報が手に入ります。
また聞くだけではなく、こちらからも質問ができるので、
わからないことや気になることは積極的に聞いてみましょう。
◎OB・OG訪問
企業先で働いている卒業生に、直接企業訪問して話を聞く方法です。
企業訪問同様に、生の情報が手に入るのと質問をすることが出来ます。
企業訪問よりも話を聞きやすいですが、ややハードルは上がります。
◎情報媒体
新聞紙やニュース、専門誌などからも情報を手に入れることが出来ます。
また今の時代は、インターネットから大抵の情報が手に入る時代です。
調べればほとんどの情報が出ては来ますが、新聞紙や情報誌から得られる情報と比較すると、
やや信頼性に欠けるものもありますので、そこは注意が必要です。
■業界研究のポイント
◎業界の特徴を知ろう
業界ごとに顧客対象が異なったり、扱う商品やサービスは大きく異なります。
まずはそういった特徴を知るところから始めましょう。
◎業界の状況・将来性を知ろう
自分が働くことになる業界が、今現在どういった状況にあるのか。
また、将来的に安定している業界なのかは確実に知っておいた方がいいことです。
就職してから失敗したと感じないよう、しっかりと情報収集をしましょう。
どんな業界があるのかを知る必要もあります。
聞いたことはあるけど、どんな仕事を指すのかがわからないものもあるでしょう。
ここでは業界についてざっくり説明していきます。
◎サービス
個人・法人を相手に、様々な商品や商材を提供するのがサービス業です。
昨今はどんどん新しいサービスが生まれ、いかに新しいサービスを提供できるかも、焦点となっています。
◎メーカー
開発・製造している、製造メーカーです。
自動車や家電、食品、電子部品、原料など様々メーカーがあります。
◎小売
メーカーなどから卸した商品を販売する業種です。
百貨店やコンビニ、特定の商品ジャンルを扱う専門店も多くあります。
最近は直接店を構えない、ネットショップもあります。
◎金融
主に預金などを扱う銀行や、株を扱う証券、生命保険などを扱う保険があります。
◎医療・福祉
治療行為を行う病院を始めとする医療機関、介護を行う為の介護施設を運営する福祉があります。
◎物流・運送
物を運ぶ運送、人を運ぶ航空や鉄道があります。
また物を運ぶ為の倉庫も物流に含まれます。
◎広告・マスコミ
様々な種類のニュースや、情報を世の中に伝える役割です。
新聞紙を通して情報を伝える新聞、本を通じて情報を伝える出版、様々な媒体で情報を伝える広告などがあります。
◎建設・不動産
建物を建てる建設、個人宅と設備を販売する住宅やリフォーム、そして入居希望者に住宅を賃貸する仲介などがあります。
◎IT・メディア
ITサービスの開発や提供を行うITやインターネット、そしてテレビやネットを通じて発信するメディアなどがあります。
◎官公庁など
地方団体や学校などの公的団体、また国や地方の役所を指します。
■企業研究とは
企業研究は志望を検討する企業について深掘りし、
自分にマッチングするのか、最終的に志望するのかの判断をする為に企業について調べることです。
また企業について調べることで特徴や企業が希望する人材なども把握できるので、
志望する場合は内定の可能性を上げることにも繋がります。
■企業研究の方法
◎企業ホームページ
一番すぐに取り掛かれる方法です。
基本情報(経営理念・事業内容・代表者・設立年・資本金・株式公開・拠点)をすぐに知れる他、
企業の考えやある程度の雰囲気、求めている人物像なども知ることが出来ます。
そして企業ホームページが大切にされている時代に、どれだけホームページに力を入れているかという点も把握できます。
◎企業説明会
業界研究と同様に、企業研究でも大きな役割を果たします。
企業側から直接話を聞けると共に、質問ができるので知りたい情報を知ることが出来ます。
また、実際に働いている人の雰囲気なども見ることができるので、よりリアルな情報を知ることが出来ます。
◎OB・OG訪問
こちらも業界研究同様、非常に有効な手段です。
実際に働かないとわからない部分(実際の業務・待遇・会社の雰囲気・福利厚生・採用に向けて)も聞くことができるので、調べてもわからないことを大きく知ることが出来ます。
◎インターンシップ
業界研究同様です。
実際の雰囲気を肌で感じることができるので、生の情報を知ることが出来ます。
■企業研究で知るべきポイント
◎基本情報
経営理念・事業内容・代表者・設立年・資本金・株式公開・拠点
→会社概要として、どんな会社かを知るに当たって必要な情報です。
◎業績関係
売上・利益・経営動向
→売上の規模感や業界の中で、どのくらいの位置付けなのかを知ることが出来ます。
また近年の情報を知ることで、経営状況やコロナ禍などの影響をどのくらい受けているのか、
そして、将来的な成長性や安定性を知ることもとても大切です。
◎その他必要事項
社風・職種・キャリア形成・待遇
男女比や会社の雰囲気、教育環境などの社風を知ることも大切です。
また会社内での職種の種類や、それに求められるスキルも知っておきましょう。
昇給・昇進などのキャリア形成についてや、給与や勤務時間、勤務地などの待遇も調べておきましょう。
上述のように、就職活動の準備期間にはやるべきことがたくさんあります。
エントリー自体は3月からスタートなので、そこまでを疎かにしてしまう方も多くいらっしゃいます。
ただこの準備期間にどれだけ準備をできるかで、就職活動は差が出ます。
学生時代の就職活動は、後になってどれだけ後悔しても取り返しがつきません。
後で後悔してしまわないように、今できることをしっかり行っていきましょう。