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損害保険業界あれこれ


【損害保険業界とは】

損害保険業界は、事故や災害などの有事の際に発生する金銭的な被害を補償する損害保険サービスを扱っています。
法人に対するサービスから個人に対するサービスまで、幅広い保険商品を展開しています。

【損害保険業界の職種】

■事務職
人事・総務・経理財務など

■営業職
個人・法人などの顧客に対する保険商品の提案

■商品開発
様々な保険商品の開発を行う

■営業支援
営業サイドの日々業務のサポートを行う

【損害保険業界の現状と今後】

損害保険業界は、近年業績を伸ばしています。
国内の自然災害の減少や保険の値上げなどが主な要因になっており、
保険料収入で見るとコロナ前の2019年を大きく上回っています。

元来、損害保険業界の最たる収入源であったのは自動車保険です。
その自動車の安全性能は年々進歩し、加えて若者の車離れも起きています。
保険会社は自動車保険の値下げもしており、今後その収入割合は減ってくる可能性もありますが、
自動車という乗り物がある以上は保険がなくなることはありません。
仮に自動運転機能が充実したとしても、それに合わせた保険が開発されますし、
何かのリスクがある以上保険は必ず存在します。

【損害保険業界の課題】

■介護領域
少子高齢化が進んでいる現在の日本において、介護領域は魅力的で、それは損害保険業界としても同様です。
新たな介護保険の開発や普及を進め、今後増加する高齢者を取り込む必要性があります。

■主力商品以外の伸び代
近年、国内の地震の脅威が広がり、地震保険自体の収入も伸びています。
同様に、コロナ禍になってペットを買う人が増え、それによりペット保険の収入も増加しています。
自動車以外の分野での保険商品をいかに伸ばしていくかも大きな課題になりそうです。

■自動車保険
現在自動車業界は安全運転機能の充実化を進めています。
それにより事故が減る可能性は高いですが、AI機能を使用するにあたっては、
機械の故障などの、新たなリスクが発生してきます。
それに対する新たな保険商品の開発が必要になってきます。

【総括】

業界の中で見てみても、かなり安定していると言えるのが損害保険業界です。
自動化・AI化が進んだとしてもそこに合わせた新たな保険商品を、
そして上述の地震保険やペット保険など、既存商品ながらも需要が上がってくる商品など、
保険サービスの需要がなくなることはありません。

何かに少しでもリスクがあるのであれば、そこに保険商品の需要は生まれます。
業界としての安定性抜群な損害保険業界、あなたも挑戦してみてはいかがでしょうか?