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金融業界あれこれ


【金融業界とは】

金融業界とは、様々な形でお金に関わり、経済を支えている業界です。
金融業界の代表例としては、銀行・証券会社・クレジット会社・信販会社などがあります。

最も代表的な銀行にも、多くの金融サービスを扱うメガバンク・信託業務に力を入れている信託銀行・地方に密着したサービスを展開している地方銀行・会員の出資による組織である信用金庫や組合などがあります。

【金融業界の職種】

■営業職
個人営業は資産運用に関連するアドバイスや提案を行い、法人営業は融資などのアドバイスを行う

■事務職
人事・総務・経理財務など

■金融事務
金融機関の窓口・事務業務を行う
見積もり・契約書の作成・送付なども行う

■専門職
ファイナンシャルプランナーや証券アナリストトレーダーなど、
様々な専門職が存在する

【金融業界の現状と今後】

お金が流通している現代社会において、金融業界はある程度安定している業界です。
ただ近年はこれまでのような安定感は失われてきているのも現状です。

これまでは人が行ってきている業務が多かったのですが、
時代に合わせたAIの導入が推し進められています。
これにより、今後は金融業界も機械化が進んでいくと思われます。
部署によっては機械化による人員の削減であったりも、さらに発生してくるでしょう。

また国内の企業の多くが海外進出を進めており、
それに合わせて、金融業界でも海外進出を進めている企業が多くあります。

【金融業界の課題】

■AIシステムの導入
メガバンクが筆頭となって、AIの導入を進めています。
銀行などはやはり紙ベースの書類関係が多く、これまではそこも人が対応してきました。
しかし、書類ベースなどであれば機械化で改善できるところも多く、
機械化・オートメーション化が進められています。
それに付随して、採用数の減少やリストラなど人事関係への悪影響が出てしまっています。

■海外進出
企業の海外進出に合わせ、金融業界の海外進出も進められています。
国内の金融業界の海外拠点もどんどん増加しており、
より海外市場での円滑なサービスの提供が進められていくでしょう。

【総括】

就職先の業界として人気である金融業界。
これまでの安定した業界というイメージも時代に合わせて変わりつつあり、
選ぶ際にはしっかりとした判断が必要です。
AI化による人員の削減も今後増加の可能性もあり、
不安定な側面もありますが、待遇や将来性などではやはり強い部分もあります。

大手ほど採用のハードルは高いですが、その見返りも大きいものではあるので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?