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放送業界あれこれ


【放送業界とは】

放送業界とは、音声や映像などを使い情報やエンターテインメントを発信する業界です。
発信する為のプラットフォームとしてはテレビ・ラジオ、
そして近年著しい普及率を見せている、Youtubeなどのインターネット配信があります。

現在若者のテレビ離れは進んでいますが、
その代わりにインターネット配信がますます盛んになっており、
Youtube以外にも、テレビ番組などをネットで有料で公開したりといったサブスクサービスも増加傾向にあります。

【放送業界の職種】

■事務職
人事・総務・経理財務など

■制作
番組の企画や制作を行う

■技術職
番組制作の為の音声・カメラ・照明・CGなどの技術面スタッフ

■出演者
番組に出演する出演者
アナウンサーやタレント・俳優・芸人など様々なジャンルがある

■営業
番組や広告など、様々な営業を行う

【放送業界の現状と今後】

近年若者のテレビ離れが深刻化しており、地上波番組からの利益は減少しています。
一方で、動画配信サービスなどのインターネットプラットフォームが急成長している状況です。
コロナ禍における自宅時間の増加も相まって、動画配信サービスは今も伸びています。

これまで広告の代名詞であったテレビCMも、テレビ離れによってその影響力にも翳りが見えており、
広告も各社がこぞってネット広告に力を入れ始めています。

テレビ会社はこの流れを重く受け止め、テレビ以外の事業にも力を入れ始めています。
ネット番組に力を入れたり、全く別の都市開発などに力を入れるなど、
様々な方法で方向転換を余儀なくされています。

【放送業界の課題】

■テレビ以外の事業強化
これまでにないスピードでテレビ離れが進んでいる現在、
テレビ以外での事業強化は急務と言えます。
現在も各企業動画配信サービスや別事業などに注力していますが、
年代を問わず、テレビ離れが進んでいくこれからの時代、
より強固なテレビ以外の事業の確立が必要です。

■インターネット媒体への注力
テレビを支えてきたテレビCMによる広告収入、
現在はシンプルに視聴者数が減ってしまっており、その効果も薄れています。
逆にインターネット上の広告はより影響を増しており、
今後インターネット媒体へより力を入れ、広告などの影響力を取り戻す必要があります。

【総括】

テレビ離れによる地上波の衰退が止まらない放送業界。
しかし、その代わりにインターネット市場が非常に活発になっています。
番組・動画・広告それぞれがインターネット市場へと移行し始め、
企業によっては全くの別事業への注力も並行して進めています。

地上波という観点で考えると厳しい状況ですが、
インターネット市場という非常に可能性のあるマーケットに、
これまでの番組制作や広告塔としてのノウハウを活かし、展開するチャンスでもあります。
不安と期待入り混じる放送業界、あなたも挑戦してみてはいかがでしょうか?