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ファッション・服飾業界あれこれ


【ファッション・服飾業界とは】

ファッション・服飾業界は、商品のデザイン・製造を行うアパレルメーカー、素材を扱う原糸メーカー、染色メーカー、糸から生地を作る繊維メーカーなどから形成されいる業界です。
そこからさらに服飾の小売店へと流れていきます。

【ファッション・服飾業界の職種】

■事務職
人事・総務・経理財務など

■デザイナー
商品のデザイン・素材選定や納期管理まで一通りを行う

■バイヤー
商品の買い付けなどを行う

■マーチャンダイザー
予算管理・企画・販売計画・マーケティングなど、シーズンの商品全体の管理を行う重要なポジション

■生産
デザインに沿って工場で生産・管理を行う

■広報
商品やブランドのPRを行う

■営業
自社商品の売り込みを行う

■販売員
店舗で販売・接客を行う

【ファッション・服飾業界の現状と今後】

近年業界としての売上はほぼ横ばいで推移してきました。
ただ、新型コロナウィルスの影響で店舗での売上には大きく影響が出てしまい、かなり売上が下がってしまいます。
ここで代わって台頭するのがネット販売です。
AmazonやZOZOなどの大手を筆頭に、自宅にいても服を買える手軽さが受け、大きく売上を伸ばしています。

海外進出も進んでおり、特にアジア圏に注力して海外進出が進められています。
伸び悩む業界としての売上に、中国などの大きな市場へのさらなる展開が期待されています。

【ファッション・服飾業界の課題】

■低価格思考
近年は「低価格高品質」な商品が求められ、以前のような高級品のニーズは低下しています。
一昔前までは低価格商品は質も悪いというイメージが根付いていましたが、
ユニクロなどが筆頭となり、現在では低価格高品質な商品がメジャーとなり、
消費者にも求められています。

■フリマアプリ
近年フリマアプリユーザーが一気に増加し、消費者間で中古品の売買が盛んになっています。
気軽にアプリで購入できることや、何よりも「いらないものを少しでもお金にしたい」人と、
「欲しいものをなるべく安く手に入れたい」というそれぞれのニーズが噛み合い、ユーザーが増え続けています。
これにより店舗やブランドから新品を購入するという選択肢が、薄れているのも事実です。

■国内市場
景気の低迷が直接購買意欲の減少を招き、市場の縮小に影響を及ぼしてしまっています。
なるべくお金を使いたくないという思考が、抑えるには限度のある食費などではなく、
嗜好品であるファッションでの出費を抑えようという流れを産んでしまっています。

【総括】

基本的には大きな動きなく、横ばいで動いてきたファッション・服飾業界ですが、
近年はコロナ禍における購買行動の変化や、消費者のニーズの変化など、消費者を取り巻く動きが活発に変化しています。

これからは新たに生まれる消費者のニーズを、いかに取り組んでいくかが業界として鍵になってくるでしょう。
昔からこうだったから、なんていう考えは捨て、新しい時代で生き残っていくための術を産んでいく必要がある業界と言えます。