ワクワクを繋ぐレポートメディア「ワクレポ北海道」

業界大辞典 業界大辞典2【食品業界】 コラム一覧へ

食品業界あれこれ


【食品業界とは】

食品業界の概要

食品業界とは、菓子・麺食品・レトルト食品・冷凍食品・大豆・乳製品・食肉加工品などの加工食品や、
清涼飲料水・アルコール類などの飲料類、調味料などの原料を製造し、
小売店や外食業界に販売することで消費者に届けている業界を指します。

【食品業界の職種】

■事務職
人事・総務・経理財務など

■営業職
小売店や飲食店に商品の売り込み

■商品開発
原料の選定・調合・賞味期限設定を行い、商品製造

■マーケティング
市場のリサーチ部門、商品の販売促進も行う

■広報
問い合わせ対応窓口、昨今は企業イメージが大事なので、重要ポジション

【食品業界の今後】

人が生活をしていく上で「食」は必須であることは変わりないので、
昨今のコロナ禍においても、そこまで悪い影響は受けていません。
その為、やはり非常に安定している業界と言えます。
コロナ禍における需要の変化などに対し、上手く対応している商品がヒットしているなどの良い影響もあり、そこは今後も変わらないので、
需要に対して柔軟に対応していく必要があります。

ただコロナ禍の影響は輸入原料の口頭という形では出ており、値上げを迫られる企業や、
値上げができず利益が出にくい状況になってしまっています。

加えて懸念材料として、少子高齢化に伴う市場の縮小という点においては長期的に懸念されている部分ではあります。

【食品業界の課題】

■海外市場
近年「日本食」というブランドは非常に評価されている傾向があります。
現在しょうゆや味噌などの調味料や、インスタントラーメンなどの様々な商品を扱う企業が海外市場へ進出しています。
今後国内の市場が縮小傾向にあるところを鑑みると、やはり海外市場へ展開していくことは非常に大きな意味を持つと言えます。

■国内市場
縮小傾向にあるからこそ、市場の拡大が必須です。
コロナ禍などのニーズに合わせた商品の開発や、健康志向や高級志向などの何かしらに特筆した商品が注目されています。
今後も、多様に変化する時代に合わせた商品開発が必要になってくるでしょう。
さらに、ここ最近はスーパーマーケットやコンビニエンスストアが自社商品の開発に力を入れています。
メーカー商品と同等のクオリティのものをより安価に販売しているケースもよく見られ、
顧客であるはずのスーパーマーケットやコンビニエンスストアがライバルにもなっており、
より良い商品の開発も求められています。

【総括】

コロナ禍における状況が、良くも悪くも出てしまっている食品業界ですが、
それでも「食」の必要性は変わることはありません。
ただその変わり続けるニーズを最も敏感に察知し、対応し続けなければいけない業界とも言えます。

変わりゆく状況に対応を続け、人々の生活を豊かにする食品業界、
興味があれば飛び込んでみてはいかがでしょうか?