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福祉・介護業界あれこれ


【福祉・介護業界とは】

福祉・介護業界の概要

福祉・介護業界とは、高齢者や障がい者に対し介護・支援サービスを行う業界です。
介護サービスには、自宅での居宅サービスと各種施設に入所している方々に対して行う施設サービスに分けられます。

【福祉・介護業界の職種】

■事務職
人事・総務・経理財務など

■介護職
ヘルパーや介護士など、実際に介護サービスを行う

■ケアマネージャー
介護サービスのケアプランを作成する

■サービス提供責任者
ケアプランに基づいて訪問介護計画書を作成する

■施設長
介護施設の管理業務を行う

【福祉・介護業界の現状と今後】

対象が高齢者や障がい者などの為、コロナ禍の影響はほぼありません。
少子高齢化が深刻化している現代の日本において、その需要は高まるばかりです。
また、これからも需要は大きくなり続けていくだろうという見込みです。

人手不足も深刻化しており、増え続ける高齢者に対して介護従事者が追いついていないのが現状です
介護サービスを継続していると、腰などを中心に体を痛めてしまったり、夜勤が厳しかったり、
給与水準もあまり高くないということも相まって、離職率は決して低くありません。
またそういったネガティブなイメージが根付いていることも、離職率に拍車を掛けてしまっています。

【福祉・介護業界の課題】

■深刻な人手不足
介護職のネガティブなイメージや業務の大変さ、そして業務と給与のバランスなどから慢性的な人手不足になっています。
必須ではないにしろ夜勤の必要性や、福祉職特有の思ってもいないことを言われてしまうなどの精神的な疲れなども、離職の原因の一つとなってしまっています。

■要介護者の増加
高齢化社会が続く日本において、増え続ける要介護者も問題の一つです。
これからは団塊の世代も介護を必要とする世代になってくる為、
こちらの解決が今以上に問題となります。

【総括】

現代の日本において、サービスの需要の高さで言えばトップクラスの業界です。
待遇や働き方などの課題の改善は必須ではありますが、その需要は高まるばかりです。

介護職からスタートして、サービス管理責任者や施設長へのキャリアアップも当然見込めるので、
福祉・介護職への道も選択肢として十分可能性のあるものです。
課題は残っていますが、その業界としての安定性抜群の福祉・介護職をあなたも目指してみませんか?