ワクワクを繋ぐレポートメディア「ワクレポ北海道」

職種大辞典 職種大辞典11【企画・商品開発】 コラム一覧へ

企画・商品開発とは


【企画・商品開発ってどんな仕事?】

企画・商品開発は顧客のニーズを汲み取り、新たな商品を企画・開発する職種です。
商品の狙いを定め、原料など全てを一から選択して開発します。

また新規商品の開発だけではなく、既存商品の改良なども行ないます。
皆さんが普段手に取るお菓子や他の食品などの商品も、
各企業の研究開発チームがいるからこそ、世の中に流通しているのです。

【企画・商品開発の仕事内容】

◎商品マーケティング
現在同じ市場で流行している商品の情報収集や、
ニーズの発掘・把握を行います。
SNSの活用やアンケート、モニタリングなどが手法として挙げられます。

◎商品立案
マーケティングで得た情報をもとに、商品の立案を行います。

◎社内でのプレゼンテーション
立案した商品を経営層や他の部署の担当者に対し、プレゼンテーションを行います。
ここで了承が得られて、初めて商品化へと進んでいきます。
良い商品の立案だけではなく、社内への提案力も必要です。

◎製造
了承が得られた商品の製造に移ります。
製造工程・スケジュールを調整し、実際に製造していきます。

【企画・商品開発に必要なスキル】

■専門知識・理解
開発する商品の、業界知識が深くないと良い商品は生まれません。
より良い商品を開発する為には、専門知識や業界の理解は必須と言えます。

■市場理解
専門知識以外にも、市場の理解力が必要です。
今どういった商品が売れ、どういう傾向にあるのか。
そんな市場のニーズを把握する必要があります。

■プレゼンテーションスキル
企画から開発へとステップを進めるには、社内のプレゼンテーションで承認を勝ち取る必要があります。
ただ良い商品だということをアピールするだけではなく、総合的なプレゼンテーションスキルが必要です。

■コミュニケーションスキル
企画や開発を行う上で、様々な他部署とも関わっていきます。
そんな中で、人間関係がうまく構築できないと良い商品を作ることはできません。

【総括】

企画開発は常に市場にアンテナを張り、その時々に売れる商品を作っていきます。
ただ良い商品を作るだけではなく、その時のニーズを汲み取ることが何よりも難しく、
何よりも重要なのです。

ニーズを汲み取り商品を企画、さらに企画した商品を社内のプレゼンテーションによってアピール、
そして満を辞して商品の製造と、多くのステップを踏む必要があります。

そんな苦難を経て生まれた商品がヒットし、世の中に流通する、
複雑で大変な業務の反面、驚くほど大きな影響を与えるやりがいがそこにはあります。