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建築設計・測量あれこれ


【建築設計・測量ってどんな仕事?】

建築設計は名の通り、建築物の設計を行います。
外観・内観などの全てのデザインに関係する意匠設計、耐震強度などの構造設計、インターネットや水道管、電気などのインフラ関係の設備設計、
その全てを合わせて建築設計と呼びます。
建築設計という仕事があるわけではなく、
建築に関わる設計の全てを包括して、建築設計と呼びます。
測量は従事する人のことを測量士と呼び、
建設工事前にその面積や土地の形状などの測量を行います。

どちらも建築に建築に関わるお仕事です。
今回はその二つについて説明していきます。

【建築設計・測量の仕事内容】

■建築設計
◎意匠設計
建物の外観・内観を始めとする、全てのデザインに関係する建築を行います。
正解がないので、非常に個人のセンスが問われる業務です。

◎構造設計
意匠設計に基づき、耐震強度や強風による倒壊がないかの、
安全性の設計を行います。
センスではなく、構造力学などの数学的な知見が必要となります。

◎設備設計
電気・水道・インターネットなどの建物内の設備の設計を行います。
こちらもセンスではなく、技術職が強い業務となっています。

■測量
◎測量計画の立案
天候や場所を考え、測量計画を立案します。

◎測量
測量計画に沿った測量を行います。

◎機材・コスト管理
測量に使われる機材の調達や管理、
同様に掛かるコストの管理を行います。

◎測量データの製図化・分析
測量を行なったデータの製図化、
そのデータの分析を行います。
どちらも測量とは異なり、内勤業務となります。

【設計・測量に必要なスキル】

■必要資格の取得
従事したい職種にもよりますが、建築士を目指したいなら建築士関係の資格が、
建築の中でも技術関係の職に従事したいなら技術士の資格が、
測量士を目指したいなら測量士か測量士補の資格が必要です。
もちろんどれも簡単に取得できるものではないので、
場合によっては取得を目指しながら働き、キャリアアップを目指すということが必要になりそうです。

■クリエイティブ力(建築)
建築の中でも、意匠建築においては正解はない為、
クリエイティブ力が重要になります。

■専門知識
どの職種においても、専門性は高く、
専門知識が重要となります。

■正確さ
いずれの職種も緻密な業務を行う為、
緻密、かつ正確に業務を行う必要があります。

【総括】

設計・測量について説明しました。
どちらも建築に関わる重要なお仕事で、需要の高いお仕事だと言えます。
しかし専門的な勉強が必要であったり、資格の取得が必要であったりと、
その職に就くことも決して簡単ではありません。

その分安定していたり、キャリアアップを目指せたり、それによる収入アップも目指せるなど、
非常に大きな魅力ややりがいを伴うお仕事と言えます。
まずはどういうお仕事かをしっかり把握し、自分に合うものを目指してみてはいかがでしょうか?